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2013年8月28日水曜日

自閉症を克服する―行動分析で子どもの人生が変わる

この本はひじょーに良い本だと思います。

各章ごとに、言葉や行動など、様々なカテゴリー・ケースでの対策も書いてあれば、
実際の体験談なども書いてあります。どう対応をとればよいのか参考になるだけではなく、実際に適切に介入して自閉症であることが分からないくらいに改善した例を知ることにより、親として希望を持てる点も良いと思います。

電車の中で読んでいたのですが、涙腺が崩壊することが何度もありました。
武蔵野線で自閉症の本読んで泣いてた人がいたら私ですw

自閉症の子供をもつ親にぜひお勧めしたい1冊です。ABAの理論などは細かくは書いていないので、理論を別の本で押さえてから読むとより参考になります。

ただ、ものすごく改善した例を見ても分かる通り、どちらかと言えば「レベルの高い」話が多いのも事実です。学校に関しても統合教育であるべきだと強く主張しており、この辺は価値観の違う人にはあわないでしょう。この本に限ったことではないのですが、一言で自閉症と言っても幅はものすごく広いので、自分にとって適切な内容を取り扱った本を読んだり、必要な部分だけ読むという事も重要だと思います。
 

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