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2013年9月30日月曜日

「あーもーみー」の謎がついに解明される

モキチさん、よく
「あーもーみー♪」と歌っています。
ずっと謎だったのですが、ついに答えが判明しました!

グーチョキパーの歌があり、

「右手がグーで左手がチョキでカタツムリー」

という歌詞があります。
その「カタツムリー」を「あーもーみー」と言っているみたいです。

音的には、「あーむーみー」ならもう少し早く気づいたんですけどね。

あと、最近謎なのは、「うちゅうせんせい!」という言葉があります。
どこかの先生にそういう名前の人がいるのか、、、
解明されたらまた報告します。

2013年9月29日日曜日

外食をすることについて考えてみる

自閉っ子がいると、外食とか旅行とか、いままで当たり前のようにできていたことのハードルがものすごく高くなってしまいます。

ですが、外食をすることは家族のストレス解消にもなりますし、社会性を身につけるという意味では子供にとっても重要なことだと思います。

しかし、実際問題として、モキチさんは超声がでかい&机をバンバン叩いたり、大声で笑ったり、店内を走り回ったりするので、外食をするということがなかなか難しい。
お店に注意されることもありますしね、、、

とはいっても、外で食事をする練習も必要です。以前読んだ、自閉症へのABAという本にも、外で心無い言葉をかけられた際の準備をしておけという章がありましたが、確かに重要なことだなぁと思います。もちろん、いろいろな対策を練って、問題なく外食ができるようになることが望ましいですが、一方で、もう少し自閉症の人や家族が気楽に外食ができるような仕組みがあっても良いと思うのですよね。

たとえば、月に1日レストランが障碍者の家族を受け入れて、カオスな状態を許す日なんかを設定するとか。女性専用車両なんかより、よっぽど意義のあることだと思いますがどうでしょう?親だってたまには気楽においしいものを食べたいのです。まぁ、そういう場合は、子供をあずけて食べにいけって話もありますが。

子供が騒いでも大丈夫で、そこそこ美味しいレストランなんかのリストも作りたいところです。

この動画は、レストランに自閉症の子がいて、その行動を非難する客が現れた時に、その他の客がどのような反応をするかを検証した番組です。 アメリカってそんなにいい国だとは思いませんけど、こういうのは、ちょっといいなと思ってしまいます。USA!USA!

2013年9月28日土曜日

「おいしいクッションたべれない」

モキチさん、なんにでも「おいしい」を付けてしまいます。
  • おいしいテーブル
  • おいしい椅子
  • おいしいクッション
などなど、何でもありです。
その度に、「食べられないよ」とこちらが訂正するので、最近では、
「おいしいくっしょんたべれないー」等と言うようになりました。
意味不明ですね、、、

ちなみに、嫌いな食べ物を食べさせようとすると、匂いを嗅いで、「すっぱいー」と叫びながら部屋から出て行きます。語彙が少ないのでひとつの言葉でカバーする範囲がものすごい広いのですよね、、、

2013年9月27日金曜日

プレ幼稚園 第7話 面接

その後、モキチさん、プレ幼稚園にも慣れ、週2回、9時から2時まで楽しく通っています。
幼稚園を選ばなくてはいけない時期になってきましたが、今の園でなんとかなるなら、そのまま通わせても良いかなぁなどと思い始めていた矢先、面接がセッティングされました。

突然面接がセッティングされたので、仕事で参加できなかったのですが、後で話を聞くに、とてもネガティブな印象を受けてしまいました。自分で直接聞いたわけじゃないのでもしかしたら違っているのかもしれませんが要点は以下のとおり。
  • 自分たちは専門知識が無いので、専門的な教育が受けられるなら他の施設が良い
  • 今、年少に一人発達障がいの子供がいるが、入園後、診断がおりた
  • 加配は付けない。年少は担任1人プラス補助一人
  • 年中から先生が一人になる。その子は年中にあがれるかは分からない
  • 運動会などの行事は練習だけ参加して本番は参加しないという手もあり(意味不明)
なんというか、やる気が無い。
モキチさんにとって一番良い環境を選んであげるべきだみたいなことを言っていたのですが、結局、積極的に受け入れる気もないし、受け入れるために手を打つつもりもないというスタンスなのだなぁという印象を持ちました。

まぁ、確かに障がい児を受け入れるのはコストがかかるかも知れないし、いろいろ面倒な問題もあるので仕方ないことなのかもしれません。ただ、こっちは最初から、障がいのことは伝えてあるんだから、その時点でお断りですって、言ってくれた方がまだスッキリするかなと。障がい児を扱うのは特殊なスキルが必要な訳ですから、障がい児の受け入れをしないというのは、差別じゃないと思うんですよね。そういったことを表に出さずにやんわりと断るのはどうなのかなあと。

あ、この幼稚園が差別的だと言っている訳じゃないですからね。
単に受け入れる体制と気持ちが無いということだと思います。
まぁ、結果的に面接をして、そういったことを再確認できたので、面接の意義はあったのかなと思います。少なくともここに入れることが最善の選択ではないかなぁという思いが強くなりました。

別の幼稚園を探さなくては、、、

2013年9月26日木曜日

肯定的な表現を意識的に使う

自主性のある子供を育てるにあたって、肯定的な表現を使うことを心がけることは非常に重要だと思います。

例えば、
「宿題が終わらないと遊びに行けないからね!」
という表現よりは、
「宿題やって、遊びに行こうよ!」
という表現をして、宿題ができたらしっかりと褒めてあげたほうが良いということです。

ABA的には、前者は負の弱化、つまり、宿題からの逃避をレスポンスコストで弱化するということであり、後者は、正の強化、宿題をやると言う行動を、強化するということになります。

一見、同じ結果がもたらされているように思えますが、前者の場合ですと、親が見ていないときに宿題をやらないというパターンに陥りがちです。

疲れてきたり、子供が言うことを聞かなくてうんざりしてくるとどうしても否定的な表現を使いがちですが、意識して肯定的な表現を使うようにしています。

2013年9月25日水曜日

「アナアイチャッタ、、、」

モキチさんには、物が壊れるという概念があまり無いようです。
気に入ったおもちゃなどでも、投げたり、ガンガンぶつけたりします。
おかげで、家の床は傷だらけです、、、

ですが、そんなモキチさんも、少し変化が出てきたようです。
先日、おもちゃを投げ飛ばして、フローリングの床に穴が開きました。
「穴あいちゃったじゃーん」と言ったところ、反省しているのか、
「アナアイチャッタ、、、」と穴を指差して悲しそうな顔をしています。

また、別の日に、いすを倒して、いすの青い塗料が白い壁についてしまいました。
「あー壁についちゃったじゃーん」と言うと、
「アナアイチャッタ、、、」と、また悲しそうにしています。

またまた別の日に、おもちゃを机にたたきつけて、机に張ってあったテープに傷がついてしまったところ。
「アナアイチャッタ、、、」と泣いていました。

その後も、壁についた青い傷を指差しては、
「アナアイチャッタ、、、」と時々言っています。
溶剤かなんかで拭けば消えるかもしれないのですが、しばらく戒めのためにそのままにしておこう、、、

あんまり責めるのもかわいそうなので、その場では大丈夫だよと言って上げるのですが、早く物が壊れるということをちゃんと認識してもらいたいものです。

2013年9月24日火曜日

DRx

以前、DRO(Differential Reinforcement of Other behavior:他行動の分化強化)について紹介しました。不適応行動をしていないことを強化してやるということですね。
分化強化とは、特定の基準を満たした場合のみ強化することです。

ここでまとめておきましょう。
  • DRO(Differential Reinforcement of Other behavior)
  • 他行動の分化強化
問題行動を行っていないことを強化してあげます。例えば、走り回らずにおとなしくしていられることを強化します。

  • DRA(Differential Reinforcement of Alternative behavior)
  • 代替行動の分化強化
問題行動の代わりとなる、代替行動を強化します。例えば、自傷行為で要求を伝えようとする子供に対して、言葉による要求を強化します。

  • DRI(Differential Reinforcement of Incompatible behavior)
  • 両立不可な行動の分化強化
問題行動と両立できない行動を強化します。例えば、食べ物を口に入れる前に手でこねてしまう子供に対して、すぐに口に入れる行動を強化します。

不適切な行動をコントロールしたい場合に、こういった選択肢が頭に入っていれば、対応策の幅が広がってきますね。例えば、エレベーター内で子供が大声で叫ぶことに悩まされている場合に、静かにしていたら褒めてあげるという方法(DRO)の他に、小声で歌を歌わせる(DRI)といった方法を思いつくことができます。

他にも、
  • Differential Reinforcement of High response rate
  • 高反応率分化強化
  • Differential Reinforcement of Low response rate
  • 低反応率分化強化
といったものがありますが、子育てにおいては、あんまり使うケースは無さそうです。

2013年9月22日日曜日

名前を覚える

モキチさん、一応自分の名前は分かっているようです。
泣いたときに「モキチくん、泣いちゃった」とか言ってますし、
家族が写っている写真を見せると、
「こっち、おとーさん、こっちおしゃーさん(お母さんのつもり)、こっちモキチくん!」
と言ったりもします。

朝、支援サービスにモキチさんを預かってもらうときに、靴を脱いで下駄箱に入れて、そこに名札を差し込むのですが、先生が2つの名札を見せて、どっち?と聞いたら、ちゃんと自分の名前の書かれた名札を選んでいました。文字もなんとなくは認識しているようです。

文字は嫌いじゃなさそうなので、生活にもう少しお勉強的な要素を取り入れるのも良いかなぁと思い始めました。ラミネーター買おうかな、、、、

2013年9月21日土曜日

モニタリングの重要性

ABAを適用するにあたって、記録をつけることは非常に重要です。
不適切な行動の頻度がどれくらいで、介入によってどれくらい改善しているかをきちんと計測しないと正しい介入が行えているかどうか判断できないからです。
もし、雇っているABAのセラピストが記録をとってなかったら別の人を探したほうが良いと思います。

また、親のモチベーションを保つという意味でも、モニタリングは非常に重要です。

自閉症の子供を育てるのは、正直、大変です。
どうしても日々の生活に追われて、子供の成長を見逃してしまいがちです。
また、いろいろと課題が多いため、できることよりもできないことに注目しがちです。

記録をきちんととっておくことで、小さな成長にも気付くことができます。
例えば、先週は朝10回叫んでいたのに、今週は5回になったとしたら、それは大きな進歩ですよね。

というわけで、記録をつけることは非常に重要です。
ですが、うちで記録をつけているかというと、ちゃんとつけていないのですね。
理由は記録をつけるのが面倒だからです、、、ごめんなさい。
せめて、ブログで日々の生活を記録しておこうとは思っていますが、やはり記録はつけたほうが良いですね。

簡単に記録を付けられるような、Androidのソフトでも作ろうかなぁ、、、

2013年9月20日金曜日

家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46―自閉症の子どものためのABA基本プログラム

これは実に良い本だと思います。
ABAの基本的な理論も書いてありますが、46の具体的な課題に対してどのように進めていけばよいのかを丁寧に解説しています。

レベルとしては、比較的容易な課題が多いので、高機能だと簡単すぎるレベルかもしれませんが、それなりに幅があるので参考にできる部分をピックアップしてトレーニングを始めるのが良いでしょう。

子供に課題をやらせてみようとすると、なかなかうまくいかないことが多いので、こういったケース・スタディ的な本は非常に参考になります。

著者はABAの世界では第一人者的な方です。療育のノウハウは得てして飯の種としてお金を出さないと提供してくれないケースが多いので、こういった方がノウハウをどんどん公開してくれるのは非常に良いことですね。

続編もあるのですが、そちらはもう少し本格的なDTTの解説書になっているようです。
 

2013年9月19日木曜日

「おべんとうたべた」

モキチさんは、これまで目の前のことを言葉にすることがメインでした。
ですが、最近、過去形が少し使えるようになってきました。

先日、夕方、デイサービスから帰ってきた時に、

「今日、お弁当食べた?」
「おべんとうたべた」
「ほんと?おにぎり食べたの?」
「おにぎりたべた」
「ハンバーグも食べたの?」
「ハンバーグたべた」

という会話がなされたのですが、正直、単にこちらの言葉を繰り返しているだけかと思いました。そこで、お弁当を開いて確認したところ、なんと完食しているではありませんか!

そしてまた先日のことです
連絡帳に、公園に行って滑り台を楽しみ、そのあと歩いて駅まで行って電車を見たと書いてあったのですが、

「こーえんいった」
「えきいった」

などと言うではありませんか。おー進歩してんなぁと感心。
まだ自発的に話をしてくれるレベルにはなっていませんが、欲しい物の名前を叫んでいるだけのレベルに比べると格段の進歩です。

何かの本にも書いてありましたが、その日幼稚園や学校で何があったか少しでも手がかりがあると会話の糸口になるので、連絡帳的なシステムは非常にありがたいですね。

今日あったことを話たり、目の前にあるものを「コレ何?」と聞いたりと、定型の子供なら普通にできることかもしれませんが、そういったことがなかなか身につかなぁというのは実感としてものすごいあります。

定型に近づけることが全てとは思いませんが、やっぱり変なことを言ったり、変な行動をすることは、普通に生きていくにあたって、大きなハンデになると思うんですよね。日常生活の中で、普通に見える行動や、普通の子なら言うことを常に強化し続けることは大切なことだと思います。

2013年9月18日水曜日

野菜ジュース

モキチさんは、基本的に野菜は食べません。ですが、野菜ジュースは大好きです。

ちなみに、偏食についてはあまり優先順位は高くしていません。
好き嫌いが無いことは素晴らしいことだとは思いますが、嫌いな物を無理やり食べさせることはできませんし、ある程度バランス良く栄養を採っていて、健康なら良いかなと。

幸いにもモキチさんは健康で、3年間で風邪を引いたのは3回くらいですし、吐いたのも2,3回です。ありがたい話です。

野菜ジュースはそれなりに魅力的らしく、お風呂が嫌いなのですが、お風呂に行くと野菜ジュースを飲めるというルールにしたところ、今では、冷蔵庫から野菜ジュースを取り出すと、「お風呂いこー」と、自らお風呂に移動してくれるようになりました。たまに、「いけないよー」と小声でつぶやいてたりしますが、、、

所詮はジュースなので、そんなに健康なものでもないとは思いますが、砂糖タップリのジュースを与えることよりは親としても罪悪感が少ないという点では、まぁ、ありかなとは思います。

2013年9月16日月曜日

死人テスト

なんじゃそりゃって感じですが、死人テストとは、行動分析学において行動とは何かを考えるときにとても分かりやすい判断基準です。ABAを行うにあたって、行動とは何か?というのは非常に重要なので、押さえておきましょう。

行動=死人にはできないもの 

と考えるのが死人テストです。

例えば、

  • 歩く=死人にはできない=行動
  • じっとしている=死人もじっとしている=行動じゃない
  • しゃべる=死人にはできない=行動
  • 考える=死人にはできない=行動

といった感じです。非常に分かりやすいですね。
では、「朝時間通りに起きられない」というのは行動でしょうか?

死人も朝起きられないので、行動ではありません。
逆に、「朝時間通りに起きる」は行動です。

行動分析学では、「朝時間通りに起きる」という行動に着目し、その行動を制御するという考え方をとります。起きられないことに罰を与えるのではなく、「起きる」という行動に好子を与えるなりして強化するということですね。

この辺りの、行動とは何か?ということは、以下の本に詳しく書いてあったりします。
ABAを適用する際には、行動とは何か?という点が出発点になりますので、このあたりはしっかりと理解しておきたいところです。

2013年9月14日土曜日

自閉症の子どもの指導法 子どもに適した教育のためのガイド

この本は以前紹介した、「自閉症へのABA」と同じ人が訳しており、けっこう読みやすいです。
内容としては、かなりあっさりしているのですが、学校や家庭で子供を教育するためのヒントがたくさん散りばめられています。

ガッツリと理論を学びたい人にとっては物足りなくなると思いますが、自閉症児のいるクラスを担当している教師などが読むと、いろいろと参考になるのではないかと思います。他の本で理論などをひと通り押さえてから読むと良いでしょう。

解決できない問題があって行き詰ったときには、この本を読んでみると得るものがあるかもしれません。

2013年9月12日木曜日

3文字の壁

モキチさんは、3文字以上の言葉を言うのが苦手なようです。

4文字の先生の名前は良く言い間違えています。最近は、こちらが訂正すると真似して言い直すようになったのですが、3文字づつ区切って言い直してあげるとうまく言えることが多いです。
シェイピングの一種ですね。

毎朝、車に乗っているときに練習させているのですが、時には2文字づつ区切ったり、4文字で区切ったりと、いろいろバリエーションを交えるのが良いと思います。
モキチさんも区切る場所が変わるのが楽しいみたいで、時々爆笑しています。

実は、ADHD、要するに他動の子供にたいしてワーキング・メモリー・トレーニングが有効という話があるんですね。モキチさんが3文字以上の言葉をなかなかうまく言えないのも、ワーキング・メモリーに関連しているのではないかと思っています。

ワーキング・メモリーとは、一時的に情報を蓄えて、操作する領域です。

3文字の言葉を発するということは、3つの文字・音を脳内に蓄えて、言葉として再構成することですから、ワーキング・メモリーの働きが重要なんですよね。モキチさんにとっては、4文字、5文字で区切られた言葉を覚えるだけで、ワーキング・メモリーのトレーニングになっているのではないかと思います。

モキチさんは、最近パズルが好きになってきたりと、ようやく、少し複雑な遊びを楽しめる段階に入ってきたので、遊びの中にワーキング・メモリーのトレーニングを取り入れていきたいと思います。

2013年9月11日水曜日

映画みたいな話

レアケースだとは思うのですが、こんなこともあるのですね。

ずっと喋ることができなかった少女が、11歳の時に、パソコンのキーを叩き始めて、、、、

まぁ、動画を見てください。

良く、こういったレアケースをもとに、「あきらめないで頑張れ」みたいなことを言う人がいるのですが、うまくいかないのは頑張りが足りないからだという発想につながりがちなので、自分はあんまり好きじゃなかったりします。

大切なのは、重度の自閉症で、たとえ発語が無いからといっても、いろいろ考え、コミュニケーションできずに苦しんでいる可能性があるという事を認識することだと思います。

 

2013年9月9日月曜日

野菜ゼリー

モキチさんはゼリーが好きです。

ゼリーは保存がききますし、1回の分量が少なくて済むので、好子として使い勝手の良いアイテムです。今は言えるようになったのでやっていませんが、「ちょうだい」と言えなかった時期にスプーンで1口ずつあげながら、ちょうだいの練習をしていました。

また、野菜を食べないモキチさんには野菜のゼリーをあげることによって、野菜を補充できている、、、気分に親がなれますw
甘すぎず、サイズもちょうど良いので、お勧めです。最近はお風呂上りに、このゼリーをスプーンを使って自分で食べています。ある程度細かくしてあげて、ふちのあるお皿に入れてあげると良いでしょう。

  

2013年9月8日日曜日

タイムアウト

タイムアウトとは、子供が不適切な行動をとった時に、「タイムアウトだよー」と宣言し、一定時間壁を向いて立たせたり、何も無い部屋に入れたりします。
アメリカでは割と一般的な方法のようです。
タイムアウトが普及しているのは、もしかすると、子供を叱って叩いたりするとすぐに虐待という扱いになってしまうという背景があるのかもしれません。

タイムアウトは子供を落ち着かせたり、好子を剥奪するという、負の弱化の要素もありますが、正の弱化(罰)の側面が強いので、攻撃行動などの優先度の高い行動についてのみ適用するのが良いでしょう。

子育てブログなんかを見ていると、「アメリカではタイムアウトがポピュラーなんですの、オホホ」と、少し悪いことをしたらすぐにタイムアウトを行っている例が見られるのですが、子供の行動をコントロールするに当たって、弱化をメインの手段にするのは個人的にはあまり賛成できません。効果があるだけに、乱用しないように注意すべきだと思います。

また、注意点としては、回避や逃避を目的とした問題行動に対しては適用できないということです。
例えば、授業を受けるのが退屈で暴れている生徒に対して、「廊下に立ってなさい」というのは意味がないことと一緒です。

ちなみに、モキチさんはまだいろいろと理解度が低いので、タイムアウトを試したことはありません。
そろそろこの枠組みも理解できそうな気はするんですけどね。

2013年9月6日金曜日

レスポンスコスト

レスポンスコストとは、負の弱化方法の1つです。

不適切な行動を起こしたときに、日ごろ手にしている好子を剥奪することで、行動を弱化するというものです。

学校で暴れたら、夜テレビを見れないとか、トークンを剥奪するとかですね。
時間差もありますし、トークンといった少し複雑な枠組みを利用することになるので、子供がそのあたりのルールをしっかりと理解できる必要があります。

モキチさんには、お風呂の後にゼリーを食べるという習慣があります。というか、苦労してそういうパターンを作り上げたのですが、最近またお風呂に入りたがらずに逃げ回るようになってしまいました。「お風呂入らなかったらゼリー無しだよ!」というのも時々試すのですが、正直あんまり機能しているように思えません。うーん、、、

2013年9月3日火曜日

不適切な行動を減らすには

モキチさんはかなり攻撃的です。

最近はちょっと減ってきましたが、握りこぶしで顔面を殴ってきたりします。
叱るのはいいけど、怒るのは良くないと言いますが、殴られたり噛まれたりすると、ついついキレてしまうときがあります。
子供相手に大人気ないとは思うのですが、、、

気持ちにゆとりをもって、大人の対応をしたいものです。

他傷行為等の不適切な行動を減らすにに嫌子の提示による弱化(正の弱化)、要するに罰を与えることが考えられますが、正の弱化にはいろいろと問題点があります。
  • 攻撃行動や他の情動行動を引き起こすこと
  • 回避や逃避を助長すること
  • 使用する側の罰を与える行動が強化され、結果として弱化が必要以上に使用されやすいこと
などです。

ちなみに、モキチさんを怒鳴っても、叩いても、あまり効果はありません。
叩かれることが嫌子として機能していない気がします。
こちらに後味の悪さが残るだけだったりします。(最近、怒ると、「コワイー」と言って逃げるようになってきたので、ようやく理解してきたのかもしれません。)

そこで、消去や、負の弱化、代替行動の強化を用いることになります。
消去というのは、暴力行為に応えずに、得るものがないと分からせることですね。
負の弱化は、こちら側が積極的に好子を取り上げるものです。
代替行動の強化は、暴力ではなくて他の手段で要求する行動を強化してあげることです。

その他にも、弱化の手法としてはレスポンス・コストやタイムアウトといったものがあります。
これらの手法についてもそのうち説明したいと思います。