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2013年9月3日火曜日

不適切な行動を減らすには

モキチさんはかなり攻撃的です。

最近はちょっと減ってきましたが、握りこぶしで顔面を殴ってきたりします。
叱るのはいいけど、怒るのは良くないと言いますが、殴られたり噛まれたりすると、ついついキレてしまうときがあります。
子供相手に大人気ないとは思うのですが、、、

気持ちにゆとりをもって、大人の対応をしたいものです。

他傷行為等の不適切な行動を減らすにに嫌子の提示による弱化(正の弱化)、要するに罰を与えることが考えられますが、正の弱化にはいろいろと問題点があります。
  • 攻撃行動や他の情動行動を引き起こすこと
  • 回避や逃避を助長すること
  • 使用する側の罰を与える行動が強化され、結果として弱化が必要以上に使用されやすいこと
などです。

ちなみに、モキチさんを怒鳴っても、叩いても、あまり効果はありません。
叩かれることが嫌子として機能していない気がします。
こちらに後味の悪さが残るだけだったりします。(最近、怒ると、「コワイー」と言って逃げるようになってきたので、ようやく理解してきたのかもしれません。)

そこで、消去や、負の弱化、代替行動の強化を用いることになります。
消去というのは、暴力行為に応えずに、得るものがないと分からせることですね。
負の弱化は、こちら側が積極的に好子を取り上げるものです。
代替行動の強化は、暴力ではなくて他の手段で要求する行動を強化してあげることです。

その他にも、弱化の手法としてはレスポンス・コストやタイムアウトといったものがあります。
これらの手法についてもそのうち説明したいと思います。

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