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2013年9月16日月曜日

死人テスト

なんじゃそりゃって感じですが、死人テストとは、行動分析学において行動とは何かを考えるときにとても分かりやすい判断基準です。ABAを行うにあたって、行動とは何か?というのは非常に重要なので、押さえておきましょう。

行動=死人にはできないもの 

と考えるのが死人テストです。

例えば、

  • 歩く=死人にはできない=行動
  • じっとしている=死人もじっとしている=行動じゃない
  • しゃべる=死人にはできない=行動
  • 考える=死人にはできない=行動

といった感じです。非常に分かりやすいですね。
では、「朝時間通りに起きられない」というのは行動でしょうか?

死人も朝起きられないので、行動ではありません。
逆に、「朝時間通りに起きる」は行動です。

行動分析学では、「朝時間通りに起きる」という行動に着目し、その行動を制御するという考え方をとります。起きられないことに罰を与えるのではなく、「起きる」という行動に好子を与えるなりして強化するということですね。

この辺りの、行動とは何か?ということは、以下の本に詳しく書いてあったりします。
ABAを適用する際には、行動とは何か?という点が出発点になりますので、このあたりはしっかりと理解しておきたいところです。

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