学校内、家庭内、職場などでの構造化の実際の様子をイラストで説明した本です。
構造化が有効なんだということは感覚的に理解していても実際どんなもんなの?という疑問が解消します。
正直、この本を読む前(読んでいる間も)は、あんまり構造化し過ぎると逆に社会に適応できなくなるんじゃないかなとか、
うちの子はそこまで構造化する必要ないんじゃないかなぁと思っていたのですが、巻末の佐々木氏によるまとめを読んで考えを新たにしました。
一般社会での適応を可能にするためにこそ、特別な配慮のある教育をするということなのですね。
本書の大部分は具体的な構造化の例になっており、構造化を行う際の参考になりますが、
それだけではなく、TEACCHの思想を理解できるという点で、お勧めできる本と言えます。
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