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2013年6月7日金曜日

海苔を使った「ちょうだい」のトレーニング

モキチは海苔が好きです。

海苔は、安いですし、ちぎって少しずつ与えられるのでABAのトレーニングに向いています。いくらあげてもお腹一杯にもならないですしね。

海苔を使って、ちょうだいと言えるように練習してみました。
以下のような感じです。

まず、アイコンタクトをとります。
目が合うまで待つのが良いですが、なかなかあわない場合には、海苔を自分の顔の近くに持っていくと合いやすいです。

ちょうだいと言えたら、海苔をちぎってあげて誉めます。
最初は自分からちょうだいと言えないでしょうから、ちょうだいと言って真似させても良いでしょう
一度言える様になったら、自発的にちょうだいと言えるまで待ちます。

子供に言葉を促すためにヒント(プロンプト)を与えるのはなかなか難しいのですが、なんだっけ?って聞いたり、ん?って顔をして子供にちょうだいと言わせましょう。別の家族がその場にいる場合には、ちょうだいと言ってもらってその人に海苔をあげるのも有効です(モデリング)。

ちょっとやっただけですが、笑顔でちょーだいと言えるようになりました。

こういったトレーニングは割りとすぐに効果がでるのですが、重要なのはこれを般化させることなのですよね。自閉症児は般化の能力が弱いので、海苔にたいしてはちょうだいと言えても、それを別の物や別のシチュエーションで応用できないケースがあります。極端な話、「食卓で父親に対してちょうだいというと海苔がもらえる。」という認識をしている可能性があるということです。

日常生活のなかで、いろんなものや、いろんな場所でちょーだいと言えるように日々工夫していきたいと思います。

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