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2013年10月20日日曜日

練習回数を増やす工夫

うちではいわゆるロヴァース的なABAを行うのではなく、主に生活の中にABAを取り入れて療育的な生活を心がけようと思っています。

ロヴァース的なABAを採用しないからといってDTTの有効性を否定しているわけではありません。DTTには、なんといっても、沢山の回数練習できるというメリットが有ります。そのため短期間に必要な行動を習得できます。

机に座ってのがっつりしたDTTを取り入れない場合には、普段の生活の中でも練習の回数を増やす工夫を取り入れるのが良いと思います。

具体的には
  1. 一度に与える量を少なくする
  2. 沢山仕事を与える
の2点を意識しています。

一度に与える量を少なくする
これは、マンドのトレーニングに有用です。物を要求するときの言語行動ですね。「ちょーだい」と言わせたいときに、物を少ししか与えないことで、「ちょーだい」とたくさん言わせることができます。
モキチさんはよく「おいしーぎゅーにゅーくぅださい!」とか言うのですが、1回でコップになみなみと注ぐのではなく、1cm程度にしておくことで何回も練習することができます。(牛乳をこぼしづらくするためという理由もあったりします。)

仕事をたくさん与える
生活の中で子供ができそうなことはなるべく子供にやらせます。たとえば、電気をつけるだとか、ちょっとした物を拾ってもらうとか、ゴミをゴミ箱に入れるとか、日常の些細なことを子供にお願いして、できたらきちんと褒めてあげます。

定型の子供と違って、普通に生活していると、なかなか身につかないことも多いので、なるべくこまめに介入してあげることが重要だと思います。また、なるべく早い段階で、何かをできることの喜びを感じられるようにすることで、好循環が生じてその後の伸びも大きくなると思いますので、課題の粒度を小さくして、サイクルの回数を増やすことを意識して取り組みたいところです。

まぁ、その点を突き詰めた姿がロヴァース式のABAということなのでしょうね、、、、

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