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2013年11月26日火曜日

発達外来を受診してみて その6 「夜中のパニックへの対処法」

モキチさんは夜中に時々パニックを起こして狂ったように暴れたり、色んな物を要求してきたりします。

本来、子供が何かを要求してパニックを起こした際には、好子を与えてはいけない分けですから、落ち着くのを待って、好子を与えてあげたり、褒めてあげるのが正しい対応方法です。実際、そう接してきました。

ですが、夜中にわけわからなくなっているケースでは、さっさと何かを与えて落ち着かせたほうが良いケースがあるとのことです。子供は覚えていないので、パニックが悪化する可能性は低いとのことです。

ABA的には、本来、お腹が空いた等の弁別刺激があって、それに対して行動があり、結果として好子を得た場合には行動が強化されます。ですが、このようなケースでは、子供もわけがわからないので強化の仕組みが働かないということなのでしょう。
むしろ落ち着いてから褒めてあげるという部分だけが効くという可能性もありますね。

パニックを誘発しないように注意は必要ですが、「パニックは無視する」といった対処法だけを覚えるのではなく、その根底にある理論を知っておけばこういった対応も可能になりますね。勉強になりました。

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