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2013年11月14日木曜日

発達外来を受診してみて その3 「負け戦はしない」

さて、今回は「負け戦はしない」というお話です。

子供に何かをさせたい時に、既に勝敗が明らかになっているケースがあります。
例えば、親としては、帰宅した際に手を洗わせたくても、子供は完全にパンを食べるモードになってしまっているようなケースですね。

このような場合には、玄関を開けたら食卓にダッシュですから、手を洗わせるのは相当厳しい状況と言えます。既に負けは見えています。無理やり洗面所に引き戻したり、オモチャを取り上げたりしてグチャグチャのベトナム戦争のような消耗戦に陥るよりは、あまり意地を張らずに、食べる前にきちんと座るだとか、いただきますと言わせるだとか、主導権をもって有利に戦局をはこべる別のところで戦いましょう。

もちろん、「あらかじめ手を洗ってからパンだよ!」とかプライミングを用いて戦いに勝つべく最善は尽くすべきですが、負けが見えた段階でプランを変更する柔軟さが大事だということですね。

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