さて、今回は「負けても負けを認めない」というお話です。
診察中に、モキチさんがぐずって泣き喚いた際に、先生はさっと、別のオモチャを与えたところ、モキチさんはすんなりと遊びに入って行きました。
本来別のことをさせようとしていたはずなのですが、さも当然の如く、別のオモチャを与えて反応を見ていました。先生は、「手品のように」とか「さも、あらかじめ準備していたかのように」という表現を使っていました。プラン変更した際に、子供に負けてプランを変更したんだと子供に悟られずにさも当然の如く主導権を握っているていで振る舞うことが大切ということだと思います。
これがもし、子供に悟られてしまうと、ぐずったりごねたりという子供の行動が強化される方向に作用してしまいます。
ちょっと話は違うかもしれませんが、この辺りの話は、仕事でも使える気がしますね。
お客さんと話をしていて、想定外の方向に進んだり、準備した資料やデモに問題が発生した際にも、うろたえること無く、さも想定通りのように振る舞ったほうが相手に不安を与えません。何気に、割りと得意なことかもしれません。
子供が思ったとおりに行動しなくても、子供のペースにのらず、あわてずに、主導権を握りつつ対応することを心がけましょう。
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