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2013年11月10日日曜日

発達外来を受診してみて その2 「柔軟なラインコントロール」

発達外来を受診していただいたアドバイスについて紹介してみたいと思います。まず1つめは柔軟なラインコントロールについてです。

サッカーにおいてディフェンス・ラインのコントロールは非常に重要ですが、子育てにおいてもラインのコントロールは重要です。特に自閉傾向のあるこどもに対しては、一貫性のある対応が必要な訳ですが、どこで線を引くかというのは非常に難しい問題です。

絶対に譲ってはならない線がある一方で、意地の張り合いにならない程度に柔軟にラインを変更するケースがあります。

どこに線を引くかはケース・バイ・ケースだとは思いますが、例えば自傷行為や他傷行為で要求を通そうとするような場合においては、絶対に譲ってはいけないでしょうし、ものすごいパンが食べたい時に「ちょうだい」とうまく言えないような場合には、あんまり意地を張らずにパンを与えたほうがお互いにストレスがたまりません。

ここらへんの線引きをいかに柔軟にコントロールするかで、日々のストレスを大きく軽減出来ます。実際にこのような点を意識してからは必要以上に子供に対してキレることが減ったと感じています。子供が全然いうことを聞かなくてイライラしてばかりという場合には、一度、それが本当に譲れない線なのか再確認してみることをオススメします。

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