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2013年7月11日木曜日

あきらめないで! 自閉症 幼児編

あきらめないで!って真矢みきかよって突っ込みたくなるところです。
この本の主な内容としては、あきらめずに早期に療育(ロヴァース式のABA)をすれば自閉症→高機能自閉症になることもありますよ、というものだと思います。

目次は以下の通り。

第1章 自閉症って何だろう
第2章 わが子が自閉症かなと思ったら
第3章 乳幼児健診でどこまでわかるの?
第4章 自閉症と診断された…どうしたらいいの?
第5章 いろいろある自閉症療育法
第6章 個別療育に取り組もう
第7章 高機能自閉症をめぐって
第8章 「できるようになった」を増やそう
第9章 幼稚園(保育園)に通う際の注意点
第10章 お父さんにできること
第11章 小学校に入る前に準備しておくこと

前半は、自閉症に対する基礎知識から、日本の診断の現状、問題点などが中心です。
その後、TEACCHやABA,PECS果てはキレート療法等のいろいろな療育方法?について述べられ、後半は幼稚園や就学準備について書かれています。

基本的には家庭でのロヴァース式のABAを勧める本といって良いと思います。
頑張りすぎるなって書いてあるんですけど、ロヴァース式を家庭でやるのってかなり頑張らないとダメだと思うんですよね。その点でちょっと違和感を感じざるを得ません。しかも、あきらめないで!って言われるとしんどいよなぁと思ってしまいます。

ABAによって改善する例があるのは確かでしょうし、早期に問題を発見して療育に取り組むことの必要性はあると思います。なんかしっくりこないのは、自分が、「家庭でできるライトなABA」的な物を求めているからですかね、、、

よしっ気合入れて週40時間ABAやるぞ!という人にとっては良い本なのかもしれません。

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