自閉症について最初に読むオススメの1冊を紹介したいと思います。
この世界?では有名な佐々木氏の著作。
すべてがわかるってのは言い過ぎだと思いますが、自閉症とは何なのか、どういったプロセスで親が気づき、対応していくか等ひと通りのことが網羅されており、かつイラストを多用して非常に読みやすくまとまっています。
内容は以下のとおりです。
- 自閉症はしつけや性格のせいではない。脳の機能障害が原因
- 自閉症の子どもは言葉や感情表現を身につけるのが苦手
- 療育の中心はTEACCHプログラム
- TEACCHで生活習慣を体で覚え、社会的スキルを身につける
- 家庭では視覚で理解しやすい環境づくりを
- 音楽や絵で遊ぶことにも意義がある
- 言葉よりコミュニケーションを身につける
項目を見れば一目瞭然なのですが、著者の佐々木氏は日本におけるTEACCHの第一人者ですので、当然TEACCH的な立ち位置からの内容になることは頭の片隅に入れておいても良いと思います。(TEACCHについてはそのうち記事にします。)
これはこの本を読む場合だけに限らない話だとは思いますが、療育についてはいろんな考え方があり、どれが正しいとも言えないので、自分に有用な部分だけを汲み取ることが重要と言えるでしょう。(正解はないと思いますが、例えば食事療法とか、キレート療法とか、不正解と言って良いものも沢山あるので、引っかからないようにしましょう。)
あと、佐々木正美って女性かと勝手に思ってましたw
自閉症のお子さんを持つ親だけでなく、祖父や祖母、周りの親戚や友人など、関わりのある人に読んでもらえるはじめの1冊としてオススメです。
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