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2013年5月24日金曜日

ABC分析とパニックの強化

さて、ABAでは、ABC機能分析という手法を用いて分析を行います。
ABCはそれぞれ、
  • Antecedent (先行条件)
  • Bahavior (行動)
  • Consequences (結果)
の頭文字をとったものです。つまり、A:どんな状況で、B:何をして、C:どうなったかを分析してみるということですね。

以前お話した、幼稚園でのパニックの例で考えてみましょう。

A:自分の嫌いな場所に移動することになった
B:パニックを起こす
C:お迎えが来る

となります。ABAでは、行動はご褒美(強化子、もしくは好子と呼びます)によって強化されるという考え方をとります。もし、このままパニックが増えていったとすると、「お迎え」というご褒美によって、パニックが強化されているということになります。

そもそものパニックの原因(A)を取り除くのも重要ですが、
パニックの頻度が高くなっている場合には、ABC分析を行って、パニックによって子供が何を得たのかを確認してみる必要があるでしょう。

次回は具体的なパニックの減らし方について考えてみたいと思います。

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