ページ

2014年6月4日水曜日

小さく叩く

モキチさん、床を足で蹴って電車の音を再現したり、缶を叩いて音を出したりするのが好きです。
ぶっちゃけ、うるさいので、小さく叩く練習をさせてみました。
いろいろやった結果、効果があったポイントをまとめておきます。

バリエーションを増やす
まず、小さく叩いたり、大きく叩いたり、早く叩いたり、遅く叩いたり、一緒に遊びながら叩き方のバリエーションを増やしました。その際、小さく叩いた時に、褒めたり、笑わせたりしてあげましょう。
モキチさんは小さく電車の音を出した時に、電車が駅に着いた音に聞こえたらしく、
「駅に着いた音やって」というと、小さい音で叩いてくれるようになりました。

代替行動の分化強化
また、足で叩くのではなく、手の指で電車の音をリアルに再現して見せてあげたところ、けっこう気に行ってくれたようです。時々、足じゃなくて手でやるようになりました。

対立行動の分化強化
対立行動の分化強化とは、要するに止めさせたい行動と両立しない行動を教えてあげるということなのですが、太鼓を叩くケースでは、例えば速く叩こうとすると、大きく叩くことは難しくなります。「速く叩いて!」と言われて一生懸命速く叩いて褒めてもらったほうが本人も楽しいものです。

何回か遊びながらこれらのことをやっただけで、先ほども、モキチさん、「小さな電車が駅に着いた音ー」などと言いながら遊んでおりました。

というわけで、子供がうるさい場合には、「うるさい!しずかにして!」と言うだけでなく、それ以外の対応方法も考えてみましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿