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2013年9月14日土曜日

自閉症の子どもの指導法 子どもに適した教育のためのガイド

この本は以前紹介した、「自閉症へのABA」と同じ人が訳しており、けっこう読みやすいです。
内容としては、かなりあっさりしているのですが、学校や家庭で子供を教育するためのヒントがたくさん散りばめられています。

ガッツリと理論を学びたい人にとっては物足りなくなると思いますが、自閉症児のいるクラスを担当している教師などが読むと、いろいろと参考になるのではないかと思います。他の本で理論などをひと通り押さえてから読むと良いでしょう。

解決できない問題があって行き詰ったときには、この本を読んでみると得るものがあるかもしれません。

2013年9月12日木曜日

3文字の壁

モキチさんは、3文字以上の言葉を言うのが苦手なようです。

4文字の先生の名前は良く言い間違えています。最近は、こちらが訂正すると真似して言い直すようになったのですが、3文字づつ区切って言い直してあげるとうまく言えることが多いです。
シェイピングの一種ですね。

毎朝、車に乗っているときに練習させているのですが、時には2文字づつ区切ったり、4文字で区切ったりと、いろいろバリエーションを交えるのが良いと思います。
モキチさんも区切る場所が変わるのが楽しいみたいで、時々爆笑しています。

実は、ADHD、要するに他動の子供にたいしてワーキング・メモリー・トレーニングが有効という話があるんですね。モキチさんが3文字以上の言葉をなかなかうまく言えないのも、ワーキング・メモリーに関連しているのではないかと思っています。

ワーキング・メモリーとは、一時的に情報を蓄えて、操作する領域です。

3文字の言葉を発するということは、3つの文字・音を脳内に蓄えて、言葉として再構成することですから、ワーキング・メモリーの働きが重要なんですよね。モキチさんにとっては、4文字、5文字で区切られた言葉を覚えるだけで、ワーキング・メモリーのトレーニングになっているのではないかと思います。

モキチさんは、最近パズルが好きになってきたりと、ようやく、少し複雑な遊びを楽しめる段階に入ってきたので、遊びの中にワーキング・メモリーのトレーニングを取り入れていきたいと思います。

2013年9月11日水曜日

映画みたいな話

レアケースだとは思うのですが、こんなこともあるのですね。

ずっと喋ることができなかった少女が、11歳の時に、パソコンのキーを叩き始めて、、、、

まぁ、動画を見てください。

良く、こういったレアケースをもとに、「あきらめないで頑張れ」みたいなことを言う人がいるのですが、うまくいかないのは頑張りが足りないからだという発想につながりがちなので、自分はあんまり好きじゃなかったりします。

大切なのは、重度の自閉症で、たとえ発語が無いからといっても、いろいろ考え、コミュニケーションできずに苦しんでいる可能性があるという事を認識することだと思います。

 

2013年9月9日月曜日

野菜ゼリー

モキチさんはゼリーが好きです。

ゼリーは保存がききますし、1回の分量が少なくて済むので、好子として使い勝手の良いアイテムです。今は言えるようになったのでやっていませんが、「ちょうだい」と言えなかった時期にスプーンで1口ずつあげながら、ちょうだいの練習をしていました。

また、野菜を食べないモキチさんには野菜のゼリーをあげることによって、野菜を補充できている、、、気分に親がなれますw
甘すぎず、サイズもちょうど良いので、お勧めです。最近はお風呂上りに、このゼリーをスプーンを使って自分で食べています。ある程度細かくしてあげて、ふちのあるお皿に入れてあげると良いでしょう。

  

2013年9月8日日曜日

タイムアウト

タイムアウトとは、子供が不適切な行動をとった時に、「タイムアウトだよー」と宣言し、一定時間壁を向いて立たせたり、何も無い部屋に入れたりします。
アメリカでは割と一般的な方法のようです。
タイムアウトが普及しているのは、もしかすると、子供を叱って叩いたりするとすぐに虐待という扱いになってしまうという背景があるのかもしれません。

タイムアウトは子供を落ち着かせたり、好子を剥奪するという、負の弱化の要素もありますが、正の弱化(罰)の側面が強いので、攻撃行動などの優先度の高い行動についてのみ適用するのが良いでしょう。

子育てブログなんかを見ていると、「アメリカではタイムアウトがポピュラーなんですの、オホホ」と、少し悪いことをしたらすぐにタイムアウトを行っている例が見られるのですが、子供の行動をコントロールするに当たって、弱化をメインの手段にするのは個人的にはあまり賛成できません。効果があるだけに、乱用しないように注意すべきだと思います。

また、注意点としては、回避や逃避を目的とした問題行動に対しては適用できないということです。
例えば、授業を受けるのが退屈で暴れている生徒に対して、「廊下に立ってなさい」というのは意味がないことと一緒です。

ちなみに、モキチさんはまだいろいろと理解度が低いので、タイムアウトを試したことはありません。
そろそろこの枠組みも理解できそうな気はするんですけどね。

2013年9月6日金曜日

レスポンスコスト

レスポンスコストとは、負の弱化方法の1つです。

不適切な行動を起こしたときに、日ごろ手にしている好子を剥奪することで、行動を弱化するというものです。

学校で暴れたら、夜テレビを見れないとか、トークンを剥奪するとかですね。
時間差もありますし、トークンといった少し複雑な枠組みを利用することになるので、子供がそのあたりのルールをしっかりと理解できる必要があります。

モキチさんには、お風呂の後にゼリーを食べるという習慣があります。というか、苦労してそういうパターンを作り上げたのですが、最近またお風呂に入りたがらずに逃げ回るようになってしまいました。「お風呂入らなかったらゼリー無しだよ!」というのも時々試すのですが、正直あんまり機能しているように思えません。うーん、、、

2013年9月3日火曜日

不適切な行動を減らすには

モキチさんはかなり攻撃的です。

最近はちょっと減ってきましたが、握りこぶしで顔面を殴ってきたりします。
叱るのはいいけど、怒るのは良くないと言いますが、殴られたり噛まれたりすると、ついついキレてしまうときがあります。
子供相手に大人気ないとは思うのですが、、、

気持ちにゆとりをもって、大人の対応をしたいものです。

他傷行為等の不適切な行動を減らすにに嫌子の提示による弱化(正の弱化)、要するに罰を与えることが考えられますが、正の弱化にはいろいろと問題点があります。
  • 攻撃行動や他の情動行動を引き起こすこと
  • 回避や逃避を助長すること
  • 使用する側の罰を与える行動が強化され、結果として弱化が必要以上に使用されやすいこと
などです。

ちなみに、モキチさんを怒鳴っても、叩いても、あまり効果はありません。
叩かれることが嫌子として機能していない気がします。
こちらに後味の悪さが残るだけだったりします。(最近、怒ると、「コワイー」と言って逃げるようになってきたので、ようやく理解してきたのかもしれません。)

そこで、消去や、負の弱化、代替行動の強化を用いることになります。
消去というのは、暴力行為に応えずに、得るものがないと分からせることですね。
負の弱化は、こちら側が積極的に好子を取り上げるものです。
代替行動の強化は、暴力ではなくて他の手段で要求する行動を強化してあげることです。

その他にも、弱化の手法としてはレスポンス・コストやタイムアウトといったものがあります。
これらの手法についてもそのうち説明したいと思います。