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2013年6月9日日曜日

プレ幼稚園 第6話 進歩

その後のプレ幼稚園ですが、結論からいうと何とかなっています。

ただ、部屋を移動する際にみんなとは一緒に移動できず。
廊下からみんなが遊んでいるのを眺めているようです。

次の日は、その前の日より少し近くで見ていたらしいので、進歩はしているのかもしれません。

細かい変化はいろいろとあって

  • 「幼稚園行くよ」というと「せんせー」と言う
  • カバンを自分でもって歩きたがる
  • 下駄箱の靴をとる

といった感じです。
いろいろと刺激は受けているのかなぁと感じます。とりあえず幼稚園自体は嫌いじゃなさそうです。

先日、療育センターから、障害児の受け入れ実績のある幼稚園のリストをもらったのですが、その中にこの幼稚園の名前がありました。家から送っていくのにも便利ですし、綺麗で良い幼稚園だとは思うのですが、どこまで対応できるのかなぁという疑問はあります。受け入れ実績があるというのと、専門性があるというのは別の話なんですね。

一方で、バスで数10分かかる障害児専門の学校も紹介されました。障害児専門のトレーングをつめるということは良いことだとは思うんですが、ちょっと遠いし、正直、”施設”っぽいところに入れることに少し抵抗が無いわけでもありません。

悩ましいところです。
とりあえず、現在の幼稚園でなんとかなるなら、しばらくはそれで良いかなぁという気もしています。

2013年6月7日金曜日

海苔を使った「ちょうだい」のトレーニング

モキチは海苔が好きです。

海苔は、安いですし、ちぎって少しずつ与えられるのでABAのトレーニングに向いています。いくらあげてもお腹一杯にもならないですしね。

海苔を使って、ちょうだいと言えるように練習してみました。
以下のような感じです。

まず、アイコンタクトをとります。
目が合うまで待つのが良いですが、なかなかあわない場合には、海苔を自分の顔の近くに持っていくと合いやすいです。

ちょうだいと言えたら、海苔をちぎってあげて誉めます。
最初は自分からちょうだいと言えないでしょうから、ちょうだいと言って真似させても良いでしょう
一度言える様になったら、自発的にちょうだいと言えるまで待ちます。

子供に言葉を促すためにヒント(プロンプト)を与えるのはなかなか難しいのですが、なんだっけ?って聞いたり、ん?って顔をして子供にちょうだいと言わせましょう。別の家族がその場にいる場合には、ちょうだいと言ってもらってその人に海苔をあげるのも有効です(モデリング)。

ちょっとやっただけですが、笑顔でちょーだいと言えるようになりました。

こういったトレーニングは割りとすぐに効果がでるのですが、重要なのはこれを般化させることなのですよね。自閉症児は般化の能力が弱いので、海苔にたいしてはちょうだいと言えても、それを別の物や別のシチュエーションで応用できないケースがあります。極端な話、「食卓で父親に対してちょうだいというと海苔がもらえる。」という認識をしている可能性があるということです。

日常生活のなかで、いろんなものや、いろんな場所でちょーだいと言えるように日々工夫していきたいと思います。

2013年6月6日木曜日

プレ幼稚園 第5話 教育方針とか

朝、モキチさんを連れて行った際に先生とお話をしてみました。

園としては、どうしてパニックになるのか良く分からないのでもう少し様子を見たいとのこと。多少泣いても放っておいてかまわない的なことを伝えたところ、「それって教育かな?と思うんですよね」 とのこと。

教育方針とか思想とかの話になっちゃうと危険な香りがしたのであまり突っ込んだ議論をするのはやめておきました。

おじいちゃんと一緒の時に中に入らなかったのも、泣いたら嫌なことを回避しておじいちゃんと楽しく遊べるからだと思うんですよねーという話をしたら、「そういうこと分かってるんですかねー」とのコメント。「いや、わかるっしょ、というか、ラットとかハトでも学習するんだから人間様には余裕だと思うんですよねー」

、、、とは言いませんでした。

とりあえず、園の方針が分かったので良しとします。
園としては、泣いちゃうのは何か嫌なことがあるからだから、その原因を理解して取り除いてあげたいとの方針みたいです。

いや、とっても良い話だと思うのですよ。なんつーか優しいのですよね。
その優しさに包まれて、のびのびと育っていけたら良いと思います。

一方で、自閉症児の扱いに関する知識はほぼ皆無という印象を受けました。障害者の受け入れ実績があるらしいのですが、とてもそうは思えない感じです。自傷行為とかに対応できなさそうなので、ケアしておく必要がありそうです。

で、肝心のモキチさんはというと、、、、
最初部屋に入るときにぐずったようですが、女の子が誘ってくれたら遊びモードに切り替わり、結局2時までなんとかなったようですw
そんなもんですよねー

マジ女神。ありがとう。しばらく頼む。

2013年6月5日水曜日

言葉の遅れ

モキチさんは言葉が遅れています。
2歳半の時点で、だいたい1年遅れと言われてしまいました。

物の名前はそれなりのスピードで覚えていくのですけどね。
2語文というほどじゃないですが、

パン、ナイー
イチゴ、ナイー
ジュース、アルー

くらいは言います。
動詞は、飲む、行く、出る あたりでしょうか。
はんたい、うら、イッパイ、おっきい、ちいさい、などの抽象的な言葉も一応理解しているようです。

最近は「トウサン、カイシャ」というのも覚えました。とりあえず父親がいない時に使うことはわかっていそうです。現時点である程度言葉は出ているので、将来的には会話はできるようになりそうな気はしています。

言葉よりも、パニックに対する対応や、社会性を身につけさせることが重要かなぁと思っています。

ちなみに、モキチさんが最初に覚えた単語は、「おいしー」でした。
いつもブツブツ謎の言葉を話していましたし、形容詞から覚えるなんて、言葉を覚えるのが早いに違いない、みたいなことを言われた気がします、、、

最近はなくなりましたが、怒ったときに泣きながら「おいしー」って叫んでました。彼にとっては、「おいしー」が唯一の表現だったんですね。

2013年6月4日火曜日

アイコンタクトのトレーニング

モキチさんは目が合いにくいです。

本人が乗り気の場合は呼べばこっちを見ますが、何回呼んでも振り向かないケースもありますし。自分からこちらの目を見てくることは少ないです。他の子供と会うと、全然違うなぁと思います。

そこで、意識的にアイコンタクトの訓練をしてみることにしました。

訓練と言っても、現時点では、いわゆるDTT(Descrete Trial Training: セラピストと子供が机に向かってガッツリお勉強するスタイルのものです。)ではなく、
声をかけて、目があったらハイタッチをしたり、誉めてあげる、食事の際に目があってからパンをあげる、子供が何かを求めてきた時は目が合うまで無視する、などの日常生活の中での小さなことの積み重ねです。

ポイントは、以下の2点だと思います。

  • うまくできない時は適切なプロンプト(手がかり)を与えること
  • パンなどを与える時は、必ず言葉でも褒めてあげる事

プロンプトとしては、パンなどの好子そのものを、目の近くに持ってくることや、こどもの目線の前に自分が動くことが有効です。できるようになったら徐々に減らして行きましょう。

また、言葉によって褒めてあげる事をセットにしてあげることで、褒めてあげること自体が好子になっていきます。

最近は以前よりも目が合いやすくなってきた気がします。

2013年6月2日日曜日

プレ幼稚園 第4話 入室拒否

朝、幼稚園の下でおじいちゃんにモキチさんを託して帰ってきました。

えー、結論から言いますと、部屋の前で断固入室拒否して、結局部屋に入れず帰ってきたらしい、、、、

ABA的には、
  1. 部屋に入りたくない
  2. パニック泣き
  3. おじいちゃんとドライブしたり、公園で遊ぶ
という見事なまでの、惨敗パターン。
パニックで得るものは無いということを分からせることが重要なんですが、なかなか難しいですね。日頃おじいちゃんに楽しく遊んでもらっているので、幼稚園に行くことよりも、おじいちゃんと外で遊びたくなってしまったのでしょう。

幼稚園でパニックを起こして、おじいちゃんが回収、その後公園で遊ぶというパターンからは抜け出したいところです。

その後、外の公園でしばらく遊んでお昼ごろにもう一度チャレンジしたらしいのですが、またも激しい抵抗にあい、断念したようです。

どうしたものかなぁ。
まずは、園側がどう考えているのかを含め、話をしてみようと思います。

2013年6月1日土曜日

パニックを減らすには 反作用法

ABCのAをコントロールする先行法に対して、C(Consequences:結果)をコントロールするのが反作用法です。

行動を助長することを強化、抑制することを弱化(消去)と呼びます。
ご褒美となるものを、好子、罰となるものを嫌子と呼びます。

ある行動を強化するには、
好子を提示する(正の強化)
もしくは
嫌子を除去(負の強化)
し、

ある行動を弱化するには、
嫌子を提示(正の弱化)
もしくは
好子を除去(負の弱化)
するというのが基本的な考え方です。

パニックが起きた際に、いろんなお菓子をあげてみたり、周りの大人が注目することがよくありますが、いかに不適切な行動であるかが理解できると思います。
パニックを起こすことが、ご褒美(お菓子や注目)によって強化され、ますますパニックを誘発します。

パニックに対する基本的な対処法としては、

  • 無視をすること(これまで提示されていた好子を除去することにより行動を減らすことを消去と呼びます)
  • 落ち着いたら好きなものを渡してやるなり、やさしい言葉をかけること(他行動の分化強化)

の2点が重要です。
ちなみに、無視をするというのは完全に放置するという意味ではなく、特に目立ったアクションをおこさず、子供の様子を見守るということですので注意してください。
その他、パニックを起こしたら体罰(嫌子の提示)を与えればパニックは減りますが、当然、お勧めできません。

個人的に非常に面白いと思ったのは、子供の行動だけではなく、親の行動にもABAは適用できるということです。

子供がパニックを起こした際に、お菓子をあげて静かになったとすると、親はお菓子をあげることによって、子供が静かになるというご褒美を得たことになります。このことにより、パニックに対してお菓子を与えるという行動が強化されます。完全に悪循環ですね。

ABAの基本的な枠組みを理解することで、パニックに対して冷静に対処できるようになるはずです。暴れている子供を放置するのは気が引けるかもしれませんが、最低限の安全を確保して一貫性のある対応を心がけましょう。

さて、次回はプレ幼稚園の話の続きです。